高齢出産のメリット
高齢妊娠・高齢出産というと、そのリスクばかりが話題になりがちですが、高齢で妊娠出産することのメリットも多く挙げることができます。
まず第一に、精神的なゆとりがあげられるでしょう。
子育てに一番必要なのは、親のおおらかな気持ちだとも言われます。
高齢出産で母親になる女性は、母親自身の人生経験が豊かであるという事であり、その分精神的にも強く、冷静に物事を判断することができるということでもあります。
そのため、子育て中も心に余裕をもつことができます。
次に挙げられるのは、金銭的なゆとりではないでしょうか。
男性でも女性でも、30歳を過ぎる頃には、自分の人生設計もきちんと考えられている方がほとんどだと思います。
住居の問題などにもある程度の目途はつき、それなりの貯蓄も出来ているころです。
お金の心配が要らないという金銭的な余裕は、心のゆとりにも繋がっていきます。
生まれてくる子どもに対してばかりでなく、母体にもメリットはあります。
高齢出産された女性は体調が良くなり、若く見られるようになると言われます。
これは、妊娠出産によって女性ホルモンの分泌が多くなることが関係していると考えられています。
実際に冷え性が治ったとか肌が若返ったなど、医学的にも認められている現象もあります。
また、高齢で出産することでのリスクを考え、自分自身の食生活の改善や、積極的に適度な運動を取り入れたりするなど、健康管理にも気をつけるようになることで体調もよくなっていくようです。
高齢出産のリスク
高齢妊娠や高齢出産とは、おおよそ35歳以上での妊娠や出産のことをさします。
女性の身体が年を経る毎に徐々に老化し衰えていくのに伴って、妊娠・出産に対する危険性やリスクも増していくとされていて、そのリスクを回避する注意を喚起しています。
では、35歳を過ぎると、女性の身体の何がどう変わっていくのでしょうか。
まず挙げられるのが、染色体の変化です。
人間の身体は通常、22組44本の常染色体と、1組2本の性染色体を持っています。
母親の卵子と父親の精子が受精した時、遺伝子情報は常染色体によって伝えられ、性別は性染色体によって決定します。
男性の精子が毎日新しく作られていくのに対し、女性は、一生分の卵子をその身体の中に持った状態で生まれ、卵子を新しく作るということはしません。
身体の成熟・老化と同様に、この卵子も年齢とともに成熟し、やがて徐々に老化が始まります。
卵子の老化に伴い、染色体の数や構造が変化してしまうことを染色体異常といいます。
染色体異常を持って生まれてくる赤ちゃんは、赤ちゃん全体の0.6%と言われていて、染色体の異常の多くは、妊娠初期に流産してしまいます。
生まれてきた赤ちゃんは、発達遅滞や知的障害などの影響があらわれますが、異常が起こった染色体の場所によって、あらわれ方も違ってきます。
また、同じ場所での染色体の異常でも、あらわれ方が全く同じと言う事はありませんので、○○症候群という呼ばれ方を使っています。
医療の発達に伴い、手術や投薬による治療も可能になっている症候群もあります。
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